ベトナムの麺料理フォー?ブン?美容健康効果は?
- dongque
- 2月4日
- 読了時間: 5分
更新日:2月9日
ベトナムの国民食・フォーとは?
ベトナム料理と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのが「フォー」でしょう。
フォーは、ベトナムを代表する米粉の麺料理で、あっさりとしたスープと独特の風味が特徴です。
シンプルながら奥深い味わいがあり、ベトナム国内だけでなく、世界中で愛されています。

フォーの歴史
フォーの起源にはさまざまな説がありますが、フランスの植民地時代に影響を受けたという説が有力です。
フランス料理の「ポトフ」からヒントを得て、ベトナム風にアレンジされたという話もあります。
20世紀初頭に北部ベトナムで誕生し、その後、南部へと広がる中で地域ごとに異なるスタイルが発展しました。
(諸説あり)

フォー(Phở )の種類
フォーには大きく分けて、以下の2種類があります。
フォー・ボー(Phở Bò) - 牛肉のフォー。薄切りの生牛肉を熱々のスープに入れて仕上げるのが一般的。また、煮込んだ牛すじや牛テールを加えたものも人気。
フォー・ガー(Phở Gà) - 鶏肉のフォー。鶏ガラからとったスープを使用し、あっさりした味わいが特徴。鶏むね肉やもも肉がトッピングされることが多い。

北部と南部のフォーの違い
フォーは地域によって味やスタイルが異なります。特に北部と南部では大きな違いが見られます。
北部のフォー(Phở Bắc)
スープ:澄んだ透明なスープで、塩と魚醤(ヌクマム)を主体としたシンプルな味付け。
麺:細めでコシのある米麺を使用。
トッピング:薬味はシンプルで、ネギや香菜が中心。
食べ方:卓上調味料を使わず、そのままのスープの味を楽しむ。
南部のフォー(Phở Nam)
スープ:甘みのある濃厚なスープで、砂糖やスパイスを多く使用。
麺:やや太めの米麺を使用。
トッピング:もやしやバジル、パクチー、ライム、唐辛子など豊富な香草を加える。
食べ方:好みに応じてホイシンソースやチリソースを加えて味を調整する。
このように、北部のフォーは素朴で伝統的な味わい、南部のフォーは自由なスタイルでカスタマイズできるのが特徴です。

フォーとブンチャーの比較
ベトナムにはフォー以外にも人気の麺料理があり、その代表的なものが「ブンチャー(Bún Chả)」です。
ブンチャーは、フォーとは異なり、焼いた豚肉と甘酸っぱいタレを絡めて食べる料理です。
項目 | フォー | ブンチャー |
麺の種類 | 平たい米麺 | 細い米麺(ブン) |
スープ | あり(牛・鶏の出汁) | なし(タレで食べる) |
主な具材 | 牛肉または鶏肉 | 炭火焼きの豚肉(つくねやバラ肉) |
味の特徴 | あっさり、スパイスの効いたスープ | 甘酸っぱく濃厚なタレ |
食べ方 | スープに浸かった状態で食べる | タレにつけて麺と具材を絡めて食べる |
ブンチャーは北部ハノイ発祥の料理で、特に昼食として人気があります。
一方で、フォーは朝食や軽食として広く食べられています。
他にもブンを使った料理でブンボーフエというベトナム中部のフエ地方発祥のフォーとよく似ているのですが、風味と麺の種類が違うような料理もございます。
それぞれの料理には異なる魅力があり、両方の味を試してみることで新しい発見が生まれるかもしれません。
フォーの細かい種類
さらに、地域や調理法によって、さまざまなフォーのバリエーションがあります。
フォーボービエン(Phở bò viên)-牛肉の団子を乗せたフォー。
フォー・タイ(Phở Tái) - 生の薄切り牛肉を熱いスープでさっと火を通したフォー。
フォー・チィン(Phở Chín) - 煮込んだ牛肉をのせたフォー。
フォー・ティエウ(Phở Tiếu) - 南部スタイルのフォーで、米粉の麺が細めでスープが甘め。
フォー・コー(Phở Khô) - 「乾燥フォー」とも呼ばれ、スープとは別に提供される汁なしフォー。

フォーと健康と美容
フォーは、美味しいだけでなく、健康にも良い点が多くあります。
低脂肪でヘルシー - フォーのスープは鶏ガラや牛骨を煮込んで作られ、脂肪分が少なく、消化にも優れています。
グルテンフリー - 米粉の麺を使用しているため、小麦アレルギーの人でも安心して食べられます。またグルテンを多く含むラーメンなどの麺類は腸を刺激しやすく、肌荒れなどにもつながりやすいのですが、フォーはグルテンフリーですので肌にもよく満足感も得られます。
栄養バランスが良い - タンパク質(牛肉や鶏肉)、ビタミン(ハーブやライム)、炭水化物(米麺)をバランスよく摂取できます。
風邪予防にも効果的 - スープには生姜やヌックマム(魚醤)が使われており、体を温め、免疫力を高める効果があります。

まとめ
フォーは、シンプルながら奥深い味わいを持ち、朝食や昼食としてベトナムの人々に親しまれています。
日本でも専門店が増え、家庭で手軽に楽しめるインスタントフォーも販売されるようになりました。
フォーやブンチャーなどのベトナム麺料理も試してみることで、より深くベトナムの食文化を楽しめるでしょう。
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